「神馬」は神の馬で、「しんめ」あるいは「じんめ」と呼びます。

あなたは、生馬(生きている馬)の神馬を知っていましたか?

ここでは、全国で生馬の神馬が奉られている神社を、取材させて頂いた時のことを含めてご紹介します。

御茶ノ水駅から徒歩7分の大都会から

奈良吉野の山奥まで、

あなたは、生馬の神馬がいる神社を何か所巡れますか?

しばらくお待ちください。

相馬中村神社

あなたはと尋ねておいて、取材が出来ておりません。m(_ _)m

一番目から誠に申し訳ございません。

元競走馬をはじめ、多くの馬たちがいます。

見学して公開します。しばしお待ち下さい。

【アクセス難易度 ★★★★☆】

日光東照宮

東京オリンピックが縁で、ニュージーランドから奉納された神馬がいます。外国から奉納された神馬がいるのは、東照宮だけです。

昔は、東照宮の神馬が千人武者行列で神様(つまり、徳川家康公のことです。)を乗せていました。

いつか復活する日が見たいです!

【アクセス難易度 ★★★☆☆】

神田明神

宮司さんの長年の夢、神馬を持つことが叶いました。

神馬が神田明神の顔の一つとなっています。近所を散歩する時は、勿論人気者です。

神田祭の神幸祭で、日本橋から神田の間を花籠馬車を引き大人気でした。

【アクセス難易度 ★☆☆☆☆】

立石熊野神社

神社の境内と幼稚園が隣接しており、なんとその中間に厩舎兼馬場があるのです。

ただ一言、凄い!その発想が凄すぎる。

神馬は園児を乗せたりすることもあり、園児にとってはお友達という感覚とのこと。

神馬がお友達とは、、、世界は広いですね!

【アクセス難易度 ★★★☆☆】

小室浅間神社

最初に神馬が奉納されたきっかけは、町の人々が所有する馬が減ってしまい、祭りを維持する為でした。

神馬は、5月の馬祭りと9月の流鏑馬で活躍しています。

流鏑馬は、農耕信仰と村の人々に密接した神事で、なんと馬の足跡によって吉凶を占うのです!

【アクセス難易度 ★★★★☆】

多度大社

神馬会があり、会員制で全国に550人もの会員がおり、神馬をサポートしています。

名古屋競馬場が近いこともあり、獣医師や装蹄師との連携もスムーズなのです。

神馬会が呼び掛け、神馬の名を冠したレースも行われていて、会員が集まって一緒に観戦するイベントがあります。楽しそう!

【アクセス難易度 ★★★★☆】

伊勢神宮

内宮・外宮には、それぞれ2頭ずつ神馬がいます。

神馬は、由緒ある皇室の牧場・農場である栃木県の御料牧場で育てられたものです。

神馬は、皇室から牽進されているのです。流石、伊勢神宮です!

【アクセス難易度 ★★★☆☆】

上賀茂神社

賀茂別雷神社

戦前や江戸時代には神馬がおり、一度途絶えてしまいましたが、神社関係者の努力で復活しました!

神馬は、普段は京都産業大学の馬術部に在厩しているのです。

1月の白馬奏覧神事、5月の葵祭の神事で大勢の人々の前で活躍しています。

【アクセス難易度 ★★★☆☆】

大和国鹿島香取本宮

地域に強く根差した神社で、他の神社の様な規模や知名度のある神社ではないにも関わらず、約50年も前より神馬がいます!

神社の神馬に対する強い思いを感じてしまいます。

祭事の七五三参りで、その歳の子供を乗せる記念撮影を行っており、2・3世代に渡って記念撮影される参拝者も増えて来ています。

【アクセス難易度 ★★★★★】

丹生川上神社下社

2012年に室町時代以来、なんと562年ぶりに神馬が復活しました!

東日本大震災と紀伊半島大水害からの日本の復興として、被災地の崇敬者から、神馬献上祭を復活させる声があがったのがきっかけでした。

下社以外に上社・中社があり、三社でのそれぞれの献上祭で神馬が活躍しています。

【アクセス難易度 ★★★★★★】 

冬季【アクセス難易度 ★★★★★★★】(通行止めや事故に注意して下さい。)

石切劔箭神社

取材時、神馬が3頭と専属の調教師が2人おり、神馬にとって最大規模とも言える神社でした。

5月のこどもの日には記念の写真撮影や餌の人参やりで活躍し、8月の夏祭り(大幣神事)では神輿と共に行列に参加して活躍しており、近隣の住民に親しまれています。

(僕も家族で参加しました!)

【アクセス難易度 ★★★☆☆】

住吉大社

神馬は純血の道産子(北海道和種)と決められており、1月7日の白馬(あおうま)神事、8月1日の住吉祭神輿渡御の前後に境内の神馬舎に滞在します。

特に白馬神事では、神馬を一年の初めに見るとその年は無病息災となり、大変縁起が良いとされています。(この時はなんと神馬に触ることも可能です!)

【アクセス難易度 ★★☆☆☆】

金刀比羅宮

大正10年に最初に神馬が奉納されて以来、なんと100年近くもの間、途切れることなく神馬がおり、現神馬は14代目です。

年に一度の例大祭が、最大の本番なのです。

普段はサラブレットのトウカイスタント号と仲良く飼育されています。

注:トウカイスタント号は2017年9月に25歳で(人間の100歳ぐらい)亡くなりました。

【アクセス難易度 ★★★★☆】

神馬に接する時のご注意

想像して見て下さい。 

あなたの知らない人が、凄く近くに来たり、体に触れてきたり、近くで大声を上げたりした状況を、、、。

人には広かれ狭かれ「パーソナルスペース」があります。

正直、上記の様な状況は不快だと思います。

これは、人だけではなく、動物も同じです。もちろん、馬も一緒です。

ですので、神社参拝時の神馬への対応は、上記のようなことに留意して頂くよう、深くお願い致します。

また、食べ物を勝手に与えたりしないで下さいね。馬も体調管理が重要ですので。